- 企画意図
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今度の舞台は、山。といっても、奥深い山ではなくて、ちょっと分け入った山です。こういう場所で食べている様子でおいしそうなものといえば、ソロキャンプ。今回はシュウペイさんがメインになって、ソロキャンプでチキンラーメンを食べていたらおいしそうなのでは。と企画しました。

- ストーリー
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勢いを増す炎、暗闇に浮かび上がる顔、脂を滴らせて焼かれる鳥、沸騰した湯、投入される麺、湯気を立てて煮込まれる麺、落とされる鳥、卵、ネギ、食うシュウペイ、湯気、夜の山、星空、将来への不安、響く音、最高にうまい食べ方は、外、見ているあなた、湧き上がる食欲、生存本能、心の炎、近所のスーパー、エコバッグ、チキンラーメン、焼鳥、ネギ、数百円、スーパーの袋、いりません、袋麺、帰宅即沸騰、満たされる食欲、悦ぶ生存本能、生命、日清。


- こぼれ話
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夜の山は凍えるほどに寒く、焚き火を絶やすわけにはいきませんでした。チキンラーメンを何度も美味しそうに食べるシュウペイさんを眺めながら、木を折り火にくべ続けました。あれは何時でしょうか。シュウペイさんがわたしたちの焚き火のもとにやってきました。このまま逃げちゃおうかな、とはにかみながら焚き火にあたるシュウペイさんの少年のような笑顔は、私たちのハートを温めてくれました。シュウペイさんのパートが終わり、帰られたあと商品の撮影をしているうちに朝になりました。日が出るから温かくなるだろうと焚き火の勢いを落としたところ、朝の山の方が寒かったです。
